経験や目標達成で判断

転職時にはまず経験を求められるのが殆どだろう。また、一定のスキルがなければそもそも採用面接にすら進めないことが多い。その後の面接ではむしろスキルを持っていることよりも、今まで属していた組織で何を成し得てきたのかが問われる。
しかもその受け答えには細心の注意が必要だ。つい調子に乗って自慢げに話をしてしまいがちだが、自慢話は鼻に付く。したがって、面接で失敗する理由はこの自慢話になってしまうことも有り得ると念頭に置いておく必要がある。自慢話にならないように謙虚に事実を伝え、苦労した点や同僚、先輩、後輩等との連携の大切さなどを具体的に、かつ簡潔にまとめて話すこともポイントだろう。

つまり、組織として求められる目標に向かって、どのようにしてそこまでたどり着けたのかをしっかりと把握しておいて、その過程がどうだったのかということだ。この過程での説明時にスキルと絡めてさりげなく話が出来れば、なお良いと言われている。
このように、実績に至る過程とそれまでの経験の豊富さなどをさりげなく先方に伝える努力、及び話の進め方は必要だということである。あらかじめ頭の中で整理しておいたり、あるいは訓練等でしっかりと出来ていない場合は、これがなかなか難しい。そのため、日ごろから自分の目標を頭の中に入れて整理しておくことと、それを家族や知人等に具体的に話をしてみることで整理できる場合があるため、口にしてみることも重要だろう。